災害ボランティア報告 [ 2011/ 4.23 記:関根敏伸]
がんばろう!岩手 [4月]ボランティア活動
民主党岩手県総支部連合会Webトピックスより
県議会会派議員の総意のもと、災害の被災者支援にむけ、内陸部の議員を中心にボランティア活動に積極的に参加していくことが決定し、4月11日と12日の両日、大槌町へ出かけて参りました。 大槌町は、被災地域の中でも大きな被害を受けた地域のひとつです。
活動の内容は、被災家屋の瓦礫や家財道具の撤去、泥出しなどとなっており、2日間で延べ13名(内家族参加者一名)の議員の参加となりました。
全壊した家屋も相当数にのぼっていますが、津波の被害を受けながらも何とか難を逃れたお宅へ出向いての活動となります。
5名を目安にチームを作り、一軒のお宅を引き受けるのですが、膨大な瓦礫と泥の量に唖然としてしまいます。
折れた柱や壊れた家具類、書籍、布団・衣類などに混じって、近所の店舗や水産加工場などから流れこんだ医療品や解凍しかけの魚類などが渾然一体となっており、作業は相当の重労働となります。
中でも海水をたっぷり含んだ畳の重さは数百キロにもなり、大人が数人ががりで運び出すのがやっと、ということになります。ほとんどの物は、再利用が難しい状態ですが、中には家族の方々の想い入れの強いものもあります。 作業初日には思いがけず、高価な指輪などの貴金属類が泥の中から見つかり、ご家族の方に大変感謝をされました。
現地では、全国各地から多くのボランティアの方々が入り活動しています。北海道から一人で来て、車で寝泊まりしながら活動している方もおられました。災害ボランティアセンターの運営スタッフも、ほとんどが愛知や三重県など他県の社協関係の方々です。 また、県内からも関東自動車や関連企業の方々が相当数参加されておりました。
しかし、まだまだ肝心の人手が足りない状況です。現地も依然として混乱が続いており、ボランティアの受入に関しても組織だった体制が取れていないのが現実です。
これから徐々に体制が整う中で、必要とされる活動も明確になってくるものと思われます。災害支援活動も長期間になってきます。これからも現地の情報をタイムリーに収集しながら、出来うる支援を継続していきたいと考えています。
がんばろう!岩手 [4月]ボランティア活動